お香は学生の時、流行ったので色々な種類のお香を購入していました。日本で売られているオリジナル商品と少し異なり、華やかな香りがするものが多かったように感じます。
最近では、インテリ的にもおしゃれなルームフレグランスが人気ですが、やはり原点のお香の香りを久しぶりにかぐと落ち着きますね。また、タイミングがきて人気が出ると良いと思います。
インターネットでは、様々なお香アイテムを購入できるようになっていますので、お気に入りのお店を見つけたらブックマークして、色々なページから商品を選ぶのが楽しいですね。
インターネットで買い物をすると、カード決済が多いのでつい買いすぎてしまうことがありますので、気をつけてくださいね。
様々なお香が販売されている。匂い袋も種類は同じでも会社によって別の匂いになる。
色々なお香の中から、自分にとってお気に入りの香りを探すのも一つの楽しみだ。
よい香りで心も体もリラックスできるのがお香です。精油などもありますが、やはり日本人になじみ深い香りというとお香なのです。
そんなお香の原料は香木です。木そのものから芳香を発しているものが香木です。これは元々の木に香りがあるのではなく、何らかの原因で傷付いた木がそれを修復するために樹液を分泌します。
この樹液に良い香りがあって芳香を発するようになるのです。良い香りのする樹液を出す木は決まっていますが、その種類の木すべてが同じような芳香を発するわけではないのでとても貴重なのです。その中でも特に珍重されたのが沈香で、正倉院御物としても有名です。
お香を粉末にしたものは、「塗香」と書いてずこうとよばれ、修行僧が体に塗って身を清めるのに使われていました。
お香の粉末は匂い袋に入っているものと同じですが、粒子が細かくなめらかになっています。体に塗って身を清めるための塗香ですが、近年、若い人の間でオーデコロンのように使うことで、仕事のイライラを解消することができるうえ、火を使わないので場所を選ばないので人気です。
自宅でリラックスしたい時にアロマ感覚で買っていく人も増えています。ただ塗るだけで、身体が清められたり、ネガティブな思いから解消されればこんなお手軽で嬉しいことはありません。
お香の歴史は仏教の発祥地であるインドから始まりました。
お香とは白檀・沈香といった天然香木のことを言い、インドにおいては暑さからくる体臭を防ぐために用いられ、仏教においては香りによって不浄を取り除くという意味付けがされていました。
日本へは仏教伝来と共に飛鳥時代には伝えられていたとされています。奈良時代には鑑真により香配合技術が伝えられ、貴族は日常生活でも使用するようになりました。
時代を経て江戸の頃には、香りを嗜むための香道具が作られ、「道」としても確立されていきました。さらに中国からお線香製造技術も伝わったことで、貴族だけではなく庶民にもお線香として使用されるようになりました。
線香は結構長いものが多くなっていますし、安く販売されているものは長い傾向が強くなっています。最近は安く作れる方法も出てきていますし、業者としては安くても立派なものを作りたいと思っているので、対応しやすい傾向も出ているのです。
しかしお香の場合は、特殊な方法を活用していますので、長いものにするのは難しい傾向にあります。そこで小さいものを中心としているので、長くするわけではないと思ってください。
長すぎると逆におかしいことが起きてしまい、香りが出てこない場合もあるからで、小さいものでしっかり効果を発揮させるのです。
線香は、主に仏事に用いられるお香の一種です。葬儀や墓参りなどでは、棒状で白檀の香りのものが広く利用されています。
線香のあげ方にはマナーがあります。例えば、立てる本数は1本のみ、自分から見て逆三角形になるように3本立てるなど、宗派によって異なります。また、息を吹きかけて火を消すのもマナー違反です。吐く息が不浄とされる、香炉の灰が散ってしまうなどの理由からです。
各家庭にある仏壇の場合は、仏事用のものでなくても故人が好きだったお香をあげるのもよいでしょう。形式やマナーも大事ですが、何より故人の冥福を祈る気持ちがあるからです。